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ooumeのゆくところ

行ったところ、やったことを記録しておくためのブログです

墨龍賦<ぼくりゅうふ>(葉室麟氏)を読んだよ

墨龍賦(ぼくりゅうふ) | 葉室麟著 | 書籍 | PHP研究所

すごい!海北友松が主役の小説です!

 

2017年4月11日 ~ 2017年5月21日の京都国立博物館で開催される

特別展覧会「海北友松」に行きましょう、と

知人と約束していた矢先にこんな本が刊行されました。

岩佐といい海北といい、その道では一目置かれている*1人物が日の目を見るのは嬉しいですね!

しかも葉室氏の著作なので話題性ばっちり。ありがたい。

大垣書店さんが特別展に向けて厚く持ちそうな確信めいた予感がしますし、

そもそも特別展の売店にもしっかと置かれるのではないでしょうか?

だとしたらすばらしいことです。本は売れるときを逃さずに売るべき。

 

読了しておもうのは、氏は氏に感じる部分があるんだろうなあということ。

わたしもアマチュアではありますが、何かしらを表現したい…表現するしかない者です。

心底に湧き出てくるもの、意地のようなもの、悟りのような浮き上がる瞬間、

流されるしかないときや流されまいとふんばるとき、

そういった切としたもの、また氏もわたしと同じなのか、と不思議におもい、

そんな話をそういえば同じように表現するしかない知人としたこともあったなあと、

滾々と…というか、だらだらと流れてしまう血のようなものがあるんだろうなと

そんなことを片隅で思い出したり感じたりしながら、読感はさらりと読むことができました。

 

歴オタ*2としては残念な箇所もありました、が、そりゃ小説ですから。そういうもんだ。

語り口*3がイイところを押してくるので推しとかもういい。

おもしろかったです。

展示がもっと楽しみになりました。

 

www.php.co.jp

yusho2017.jp

*1:はず

*2:荒木村重推しかつ関連者sageはかなしいというやや箱推し気味のオタ

*3:ある人物が在りし日の友松を回顧する形式です